腕時計の豆知識

腕時計のベルトサイズ調整

腕時計のベルトサイズ調整インターネットで買った腕時計は、ベルト調整を自分でしなければならないことも。もちろん、時計店へ依頼することも可能ですが、簡単な工具があれば、自分でも出来るタイプがほとんど。是非この機会に腕時計のベルト交換の方法を勉強し、自分で調整をやってみましょう。
一般的な時計のほとんどが以下のロックピン(割りピン)方式、または板バネ方式の調整方式となります。工具があれば簡単ですが、慣れていない方はベルトに傷をつけてしまう恐れもありますので、十分に注意して行いましょう。

自分の腕回りサイズを測りましょう

腕回りを調整するためには、まずご自身の腕回りのサイズを計測する必要があります。以下の手順を参考としてください。

腕回りの計測方法1 腕回りの計測方法2 腕回りの計測方法3
(1)紙を長細く切ります。
(2)目盛りを0.5cm単位で書き入れます。
(3)締め付けない程度に巻きつけて測ります。

バンド調整の方法(ロックピン/割りピン方式)

ロックピンタイプのバンド調整メタルベルトの多くはロックピン方式のバンド調整となります。一見マイナスねじように見えますが、実は先の割れたピンが刺さっている状態です。(図参照)

一般的な時計のほとんどが以下のロックピン(割りピン)タイプの調整方式となります。工具があれば簡単ですが、慣れていない方はベルトに傷をつけてしまう恐れもありますので、十分に注意して行いましょう。

1.ロックピン方式のベルトの見分け方

ロックピン方式のベルト調整方法1 ベルトの裏側に矢印(→)が刻印されたコマを取り外す事ができます。ロックピン方式であっても、矢印のないコマは取り外しが出来ませんので、十分注意しましょう。

2.矢印の方向にロックピンを抜きます

ロックピン方式のベルト調整方法2 画像のように、側面の穴に、先の細いものをあてて、矢印の方向へ金槌などでたたき出します。ピン抜き棒と呼ばれる専用工具が必要です。(時計を固定する台があればなお可。)

3.ロックピンを完全に抜き取ります

ロックピン方式のベルト調整方法3 途中まで抜けると、反対側から手で抜くことが出来ます。(固い場合はペンチ。)

4.ロックピンを刺しこみます

ロックピン方式のベルト調整方法4 必要なコマ数をぬいたあと、反対の手順でピンを刺し、叩き込みます。刺す時は、抜くときと逆方向になりますので、ご注意ください。

バンド調整の方法(板バネ方式)

板バネ方式のバンド調整巻きバンドの腕時計に多いベルト調整方式が、板バネ方式です。巻きバンドとは、ステンレスをくり抜いている無垢バンドに対して、板を曲げてベルトを作っているタイプになります。板バネ方式は千枚通しなど、特別な工具がなくとも調整が可能ですが、力のかけ具合などが難しいので、自分でやると壊れてしまう危険があります。腕に覚えのある方でなければ、無難に時計店へ依頼しましょう。

1.板バネ方式のベルトの見分け方

板バネ方式のベルト調整方法1 ベルトの裏側に矢印(→)が刻印されたコマを取り外す事ができます。ベルトの両側に丸い突起があるのが板バネ方式の特徴です。

2.サイズの合う工具を用意します。

板バネ方式のベルト調整方法2 ベルトに擦り傷がつかないよう、絨毯や、ハンカチを下に当てて、千枚通しのような先の細い工具を画像のように当てます。

3.板バネを押し出します。

板バネ方式のベルト調整方法3 ベルトが滑らないように押さえながら、板バネを押し出します。

4.板バネを完全に抜き取ります。

板バネ方式のベルト調整方法4 ベルトのコマは画像のように外れます。必要なコマ数をぬいたあと、反対の手順で板バネを刺し、叩き込みます。刺す時は、抜くときと逆方向になりますので、ご注意ください。

板バネ方式のベルト調整時の注意 板バネが固く、手で押し出しが難しい場合は、バンドが動かないようしっかり固定して、金槌でたたき出します。あまり強く叩きすぎるとコマが破損しますので、どうしても動かない場合は、たたく角度を疑ってください。価格帯の低いモデルは、ベルトの作りが甘い場合がありますので、無理をせずに時計店へ依頼しましょう。

腕時計のベルト調整時のポイント

複数のコマを抜く場合 一般の腕時計は文字盤をはさんだ両側のコマが調整可能となっております。基本的に左右均等の個数を抜くようにします。奇数のコマを抜く場合は、文字盤の下側についている方を多く抜くとバランスがとれます。ロックピンタイプの場合、バックルの左右で矢印(コマを抜く方向)も逆になっていますので、ご注意ください。

調整してはいけないコマ バックル側、文字盤側にもっとも近い部分のねじは、取り外してはいけないモデルがあります。ピンの形が微妙に異なりますので、ご注意ください。

ベルト調整に失敗した場合 ベルト調整が途中でうまくいかなくなった場合、その場で作業をやめて、時計店へ持ち込みましょう。「ピンを反対方向から叩いてしまった・・」、や「バンドが分解してしまった・・」という場合も、簡易な内容であれば修復可能な場合がございます。無理に続けて完全に破損してしまうと、ベルト交換が必要となる場合も考えられます。